看護師国家試験は、資格取得を目指す場であるとともに、大学や専門学校で学んだことを発揮する場でもあります。しかし、その試験で思ったように実力を発揮できないのではないかと、心配する人も多いのではないでしょうか。試験の当日に焦ってしまい、失敗するのはよくあるトラブルです。そのようにならないために、いくつかのアドバイスがあります。まず、模擬試験の受け方です。模擬試験は本試験の練習の場となるので、適当に受けるのではなく、必ず本番に向かう心持ちで受けるようにしましょう。
また、試験に挑む際のルーティーンを作って置くのもいいことです。ルーティーンとは習慣や規則的な手続きであり、筆記具の用意や受験番号・名前の確認などを、一連の動作として練習しておけば、落ち着いた気持ちで試験に向かえるでしょう。そのうえで、規則的な生活リズムを送ることも大切です。看護師国家試験は、午前中から受験があります。夜型の生活に慣れてしまっていると、眠気によって集中力が欠如してしまい、本番で実力を発揮できない可能性もあるのです。特に、試験前の1週間は生活リズムの改善を心がけましょう。
看護師国家試験は、毎年2月の中頃の日曜日に行われます。この時期は、風邪やインフルエンザなどで体調を崩しやすい時期で、病気にかかって試験に集中できないのでは、それまでの努力が報われません。予防接種や手洗い・うがいを徹底し、病気の感染予防にも意識を向けるようにしましょう。感染症対策においては、生活リズムの改善はもとより、食事バランスを考え直すことも大切です。